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クジラの生態③【MarinChu-Activities】

2018年1月12日

 

はいたい!めんそーれ沖縄♪♪
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ザトウクジラにはまだまだ謎の部分も多く残されていますが、「クジラの歌」もそのひとつです。

クジラは歌を歌うという話を聞いたことがありますか?

クジラの中でも歌うクジラと言われているのが、ここ沖縄でも見れる『ザトウクジラ』なんです!!

クジライラスト1

繁殖海域ではオスのザトウクジラが高い音や低い音など様々な音を組み合わせた特徴的な鳴き声を発します。

「ユニット」と呼ばれるそれぞれの音が繰り返されて「フレーズ」を構成、さらにはそれが「テーマ」としてまとめられるなど、規則性があって繰り返されるため、この歌を『ソング(=歌)』と呼ばれるようになりました。

ソングを歌うクジラは『シンガー』と呼ばれていて、長い時は数時間も歌い続けるときもあります♪

このソングはオスだけが歌い、交尾や出産、子育てが行われている暖かい海でしか聞く事ができないため、メスへの求愛の歌ではないかといわれている説と、ライバルのオスに向けて自分の優位を誇示するためのものとする説もあります。

しかし、ハッキリとした事はまだわかっていません。

ザトウクジラの歌は、100km以上先まで聞こえるともいわれているそうです。

同じ種類のクジラでも、地域により違いがあり、異なる地域のクジラ同士では会話ができないとも言われています。

気になる方はユーチューブでもクジラの歌聴けますので聴いてみて下さいね(^^)

 

そしてザトウクジラは『バブルネットフィーティング』という方法で仲間と協力して餌を狩ることがあります。

まず水中で餌となる生物の下にまわり込み鼻から泡を吐き出しながら、餌の群れをぐるぐると取り囲むように泳ぎます。

泡の網(バブルネット)に囲まれた生物は海面近くに密集します。

バブルネット

そこを下から一気に口を開けて海水ごと口に入れるのです。

このときにも群れの中の1頭が長く続く声を海中に響かせているようです。

この声は、一緒に餌をとる群れの全員が動きを揃えるためのものなのか、餌の群れを追い立てるものなのかは明らかにはなっていないようですが、音が途切れた直後にクジラの群れが口を大きく開け猛烈な勢いで突進浮上し、一気に呑みこんでいくそうです。

ある海洋生物学者の研究ではアラスカのごく限られた海域でしかこの狩りをせず、狩りのテクニックを身につけているのはたった30頭ほどしかいない。だからこそ目撃するのが難しいという記事を目にしました。

狩りのテクニックを若い世代に受け継ぐため、アラスカの海でクジラ達も特訓をしているのだそう。

 

クジラの生態についていろいろ調べてみても、ハッキリと断言することは書いてないことが事実です。

クジラにはまだまだ謎な部分がいっぱいあるんですね~(^0_0^)