TOP > STAFF BLOG > 海上で見せるクジラの行動【MarinChu-Activities】
パラセーリング専門店マリンチュスタッフが最新情報を更新中

海上で見せるクジラの行動【MarinChu-Activities】

2018年1月19日

 

はいたい!めんそーれ沖縄♪♪
南国沖縄から贈るMarinChuブログ☆☆
沖縄観光に役立つ豆知識やマリンレジャーなど海に関する情報!
お客様のパラセーリング写真などなど様々な事を記事にしてアップしていきたいと思います!

 

 

ホエールウォッチングへ行くとクジラさん達が海上で見せるいくつかの典型的な行動があります。

行動の意味全てがはっきりと分かっている訳ではありませんが、どんな意味合いがあるのかわかっているとまた少し観察の楽しみが増えるかもしれないですよ♪

そこで今回はどんな行動を見せてくれるのかを、ご紹介していこうと思います。

 

ブロウ◆噴気

クジラ呼吸

『クジラ=潮吹き』のイメージではありませんか?

この潮吹きこそが、クジラの呼吸で『ブロウ(噴気)』と呼ばれるものです。

クジラが海面まで上がってきて呼吸をした際、外気との気温差で白く見えます。

このブロウがホエールウォッチング中、海でクジラを探す際の手がかりとなります。

 

ペックスラップ(ペクトラルスラップ)◆胸びれたたき

クジラペック

写真は遠いですが…(^_^;)真ん中に写っているのが胸びれですw

ザトウクジラの胸びれは長く、体長の約1/3ほどあります。

その胸びれ(ペック)を水面上に出し、水面をたたく仕草のことを『ペックスラップ(胸びれたたき)』と言います。

リラックスしている時に見せる仕草とも言われていますが、海面をバシャバシャ何度もたたくような行動の時は威嚇の意味があるとも言われています。

 

テールスラップ◆尾びれたたき

海面に高く持ち上げた『テール(尾びれ)』を振り下して海面をたたき、何度も繰り返す場合が多いそうです。

姿勢によって尾びれの背面で海面を打つこともあれば、腹面で打つこともあります。

仲間同士の合図や威嚇的な行動であると言われています。

 

ペダンクルスラップ◆下半身投げ

クジラペダンクル2 クジラペダンクル

尾びれを振りまわすようにして、下半身を海面上に投げ上げる行動です。

行動の意味が全て解っている訳ではないが、攻撃的な意味合いが強いそうです。

 

ブリーチ

クジラブリーチ

胴体2/3、またはほぼ全身をジャンプするように海面上に跳び出してくる迫力の行動で、何度も繰り返し行うことが多いです。

『ブリーチ』は体についた寄生虫や体表の古い皮膚を落とすことも目的の一つと考えられています。

 

ヘッドスラップ

上半身を海面上に跳び上がるように出し、前方にアゴから倒れこむように叩きつけます。

ブリーチの一種とも言われています。

 

スパイホップ

ボートが接近したり海藻の林の中に入り込んだ時に、海面から顔を上げて周りの様子を確かめる行動です。

この行動はかなり珍しいので、見れたらラッキーかもしれないですよ(^-^)

 

フルークアップダイブ

クジラフルークアップ

呼吸をして深く潜っていくときは、最後に尾びれを高々と海面上に上げて潜水していきます。

これを『フルークアップダイブ』と言います。

尾びれの裏側にある黒と白の模様は1頭1頭異なるために、個体識別の標識として利用されています。

 

フルークダウンダイブ

尾びれを見せずに潜水していくことを『フルークダウンダイブ』と言います。

子クジラと一緒にいる母クジラに多く見られ、浅い潜水や移動のときに見られます