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「静寂を破った一撃。リーフで起きた青い奇跡」

【釣行記】カヤックフィッシングで大物ゲット!浅瀬リーフで出会った青く輝くカスミアジ

こんにちは!今回は、僕が普段から通っている浅瀬リーフでのカヤックフィッシング中、思いがけず60cmオーバーのカスミアジと出会った、忘れられない釣行の記録です。
最初はのんびりとした気持ちで出かけた釣りでしたが、予想を超える展開に──。
臨場感たっぷりに振り返っていきたいと思います!

■ 何気ない朝、いつものようにカヤックを積んで出発
この日は特別な計画があったわけではなく、ふと「海に行きたいな」と思い立った朝でした。
天気も良く、風も穏やか。これは釣り日和だ!と感じ、車にマイカヤックを積んで、いつものリーフへと向かいました。

僕は浅瀬のリーフでの釣りが大好きで、よく一人でふらっと出かけます。リーフの透明度の高い海、手軽に楽しめる釣り、そして何より自然と一体になる感覚がたまらないんですよね。

■ 今回のタックルはちょっと強めに
普段はPE0.6号、リーダー2~3号といったライトなセッティングで遊ぶのが定番スタイル。
ですが今回は、移動中にジギングもしたかったし、いつもより少し重めのルアーも投げてみたいという気分だったので、PE1.2号にリーダー6号というちょっと強めのタックルを選びました。

カヤックで海に浮かびながらの釣りは、風や潮流に影響されやすいですが、それもまた面白さの一つ。装備はなるべくシンプルにして、身軽に楽しむようにしています。

■ まずは深場でジギングからスタート
エントリーポイントは、リーフの外側にある少し深めのゾーン。
ここではよくミーバイなどの根魚が釣れるので、軽くジギングをしながらウォーミングアップ。

この時間は、魚の反応を探りながら、海の様子を感じ取る大事なひととき。
何匹かミーバイが釣れて、調子も悪くなさそう。じっくり楽しみながら、本命ポイントである浅瀬のリーフへと向かいました。

■ 本命ポイントで突然の衝撃
リーフゾーンに入り、透明度抜群の美しい海にうっとりしながら、普段より一回り大きな約10cmのルアーを投入。
このサイズのルアーは普段あまり使わないのですが、今日は何となく「大物が出そうな気がする」と感じていて、ちょっとした冒険心が働いたんですよね。

数投しても反応なし。
「今日は渋いかな」と思いつつ、海を眺めてボーッとしていたその瞬間──

ガツン!と何かがルアーにヒット!そしてカヤックがぐいっと引っ張られる!

■ ドラグが止まらない!カヤックごと引っ張られる激闘
「これはヤバい!」と直感。
水深はたったの2mほど、しかも海底は岩礁地帯。ラインが岩に擦れれば、あっという間に切られてしまいます。

急いでリールを巻くも、相手のパワーが凄まじい。
カヤックごと引っ張られながら、さらにドラグを締め、スプールを手で押さえながらなんとか制御。
PE1.2号、リーダー6号のセッティングにしておいて本当に良かったと、この時ほど感じたことはありません。

■ 姿を現したのは、美しい青い魚影
数分間のファイトの末、ようやく海中に見えてきたのは──
青く輝く背びれ、スリムでシャープなシルエット。これは……カスミアジだ!

「うわ、本当に来た……!」

でも喜ぶのはまだ早い。ここは岩だらけの浅場、しかもカヤックの上。
足場も不安定で、タモも持ってきていない。最後のランディングが最大の難関です。

■ 最後の勝負。慎重に、そして確実に
最後にもうひと暴れされれば、ラインブレイクも十分ありえる。
ここからは慎重にやり取りを続け、魚の体力をじわじわと奪う戦略に切り替えました。

相手の動きが鈍くなってきたタイミングを見計らい、タイミングを合わせてハンドランディング。
ついに──60cmオーバーの立派なカスミアジをキャッチ!

■ 感動の一尾と、浅瀬リーフの魅力
このサイズのカスミアジが、こんな浅瀬のリーフで釣れるなんて…。
自然の力と、自分の勘と、ちょっとした冒険心が合わさって生まれた奇跡の一尾。
この感動は、釣り人にしか味わえないものですね。

■ まとめ:やっぱり釣りは最高!
自然と向き合いながら、偶然が生むドラマを楽しむのが釣りの醍醐味。
カヤックという自由なスタイルだからこそ得られる体験が、今回もまた一つ増えました。

次はどんな魚との出会いが待っているのか──。
これだから、釣りはやめられないんですよね!