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沖縄まで鯨が泳いで来る距離

2018年1月26日

はいたい!めんそーれ沖縄♪♪
南国沖縄から贈るMarinChuブログ☆☆
沖縄観光に役立つ豆知識やマリンレジャーなど海に関する情報!
様々な事を記事にしてアップしていきたいと思います!

 

 

 

以前クジラの尾びれの模様や形の写真照合で、個体識別されているというお話を書きました。

沖縄近海で確認されるザトウクジラは北太平洋で見られるクジラで、日本の小笠原やフィリピン、ロシアやアリューシャン列島、ベーリング海でも個体識別により確認されていることがわかっているんです。

クジラは回遊により、はるばる沖縄近海まで泳いでいらっしゃいます(^.^)

小笠原とかベーリング海と言われても、距離的にピンときませんよね!

地図的には沖縄からだとベーリング海が一番遠い場所に位置するのですが・・・う~ん、いまいちわからん(~_~;)

そこで、グーグルマップ先生を使ってその距離を私は測ってみましたよー(笑)

クジラ距離

見にくいですが、地図的には↑こんな感じ↑です!

さて、距離はというと・・・

沖縄~小笠原まででも約1,500km!!

沖縄~小笠原経由して~のベーリング海までの距離は、なんと!!!約6,000km\(◎o◎)/!

わーーーーーぉ(@_@;)

グーグルマップ上で、ザックリほぼ直線距離で測っていますので、実際の距離はもっとありますよね・・・きっと(~_~;)

大海原ですし、陸上のように道路があるわけでもないですし。。。

ちなみに余談ですが、沖縄からベーリング海に浮かぶセント・ポール島まで行くのには、飛行機でも1日15時間以上かかるみたいです(笑)

ザトウクジラの遊泳速度は大体5~15km/hほどだそうですから・・・

6,000kmを時速15kmで泳ぐ計算をしても400時間!!

1日は24時間なわけですから、ベーリング海から沖縄まで約17日泳ぎ続ける計算となります・・・

まあ1日中15km/hで泳ぐわけでもないでしょうし、秋ぐらいから徐々に暖かい海へ向かい始めるそうなので、実際はそれ以上の日にちをかけて沖縄近海へもやって来るのでしょう((+_+))

かなりの長旅でしょうに・・・

しかも南下してくる理由として、暖かい海で出産や子育て、交尾をするためです。

妊娠しているお母さんクジラや子供連れのお母さんクジラ、時折産まれたばかりの子供のクジラだっています。

そして春になるとまたロシアやアリューシャン列島、ベーリング海などの冷たい海へ移動していくのです。

 

ホエールウォッチングでクジラを見かけた際には、長旅お疲れ様です、頑張ってね♪と声をかけてあげたいものですね(*^_^*)